kirin3tanのブログ

心のふたを開いてみた

野生動物は弱いものを獲物にする。

この話は別のSNSでも書いてしまったので、似た話を見た人は私の記事をもう読んだかもしれないし、似た経験がある人が他にもいるのかも・・・

 

前置きはともかく、今日のタイトルは人間の行動の例えでして。

つまり、人ってのは2人の人から悪口を言われた場合、2人のうち弱い人間の方に反撃する可能性が高いです。

 

こんなことがありました。

 

小学校5, 6年生の時だったと思う。

クラスに容姿をからかわれている人がいた。

私は、皆が彼を呼ぶときのその言葉を理解できなかったし、理解した後、なぜその事が悪いのかが理解できなかった。

彼は人気者であった。クラスの人気者ベスト3ぐらいには入っていただろう。そもそも容姿が悪いわけではない。特徴をからかわれていただけで, 彼は「かっこいい男子」であった。人に言われても、いつも笑っていたし、何よりも彼は私とは違う人気者なのだ。悪口を言われているのとは違うと思っていた。

さて、高学年になると私はちょっと不良っぽい女子とつるむようになった。この事についてはかなり記事数を割いて書いていかなくてはならないと思っている。

彼女と歩いていた時、彼とすれ違った。彼女はあのからかいの言葉を言った。彼女と一緒にいて気が大きくなってしまい、私もつい言ってしまった。

 

その時何が起こったか。

 

彼は猛然と怒りを露わにし, 私を背後から飛び蹴りにした。ランドセルがクッションになってはいたものの, 私の首はむち打ちのように前にガクンと大きく投げ出された。

「なんちゃって不良」な友人は腹を抱えて笑った。大爆笑だった。

なんどもなんども無様な私の首の動きを真似た。

 

蹴った男には笑顔は無かった。

 

彼は常にクラスのカースト上位をキープし, 今は地元で政治家になったと聞いている。

 

強い者には手を出さず, 弱い者には思い切り行く本能, 人に好かれる能力, 政治家にはとて向いているのかもしれない。

 

自分が悪口を言ったのがもちろん悪い。私の1に対して彼が1000ぐらい私に酷い事を言ったとしても悪いものは悪いのである。

私も, 愚かだったのだ。

それは反省はしなくてはいけないと思っている。

 

しかし。

 

向うも私を嫌いだろうけど, 私も彼が嫌いです。